本作の監督仲村颯悟(なかむらりゅうご)は小学生の頃からホームビデオで自主映画を撮り続け、手がけた作品は30本以上。
2009年、沖縄観光ドラマコンペティションで短編『やぎの散歩』が上映作品に選ばれ、映画関係者からも高い評価を受ける。
そして今回、長編化の為に沖縄の映像畑で活躍する一流スタッフが彼のもとに集結。本作は実現した。14歳にしかつくれない、しかし、14歳とは思えない完成度でここに実を結んだ。
映画でしか表現することのできない「拡大と省略という空間」と「極限まで集約された純粋な時間」が本作はまさに映画芸術と呼ぶにふさわしいと言えよう。
今年4月、遂に映画「やぎの冒険」が完成し一般公開が決定いたしました。この作品は「人は他の生き物の命を頂いて生きている」をテーマに、14歳の瑞々しい感性と沖縄県内の優秀なスタッフを結集して作りあげました。事実として、日本映画史上最年少監督作品が沖縄から生まれたことの意義は大きく、これからの若い世代へ夢と希望を抱くチャンスになると考えています。
また地元から芽吹いたこの才能と、地元の力で作り上げたこの作品を、郷土の力で世界へ送り出して行くことも大きなミッションだと考えております。
是非とも皆様のご理解とご協力の下、この映画が多くの人に愛される作品に成長していくことが出来たらと願っております。
プロデューサー 井手裕一